Make a Happiness ~ 幸福感の研究 ~ 今現在を思考する基本概念

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「Make a Happiness」では、「幸せ」や「幸福」という抽象的な概念を「幸福感」という具体的な「感情」へターゲットを絞り、その「感情」を体験したり経験するにはどのように思考・行動すれば良いのかを研究しています。

「Make a Happiness 2 Navigator」のテーマは「バランス」です。
パート2では「バランス」の重要性を理解し、「バランス」のとれた思考を体系化することによって、「幸福感」へ導く「航海図」を作ります。道に迷ったら、パート1でお伝えしてきた「取捨選択」と「整理整頓」に戻って余分なモノや情報を徹底的に削ぎ落としてください。

■今現在を思考する基本概念

前項では、視点を変える話と、図形遊び、金太郎飴のお話をしました。
人生は今現在の思考と感情の連続体で、その連続体が短期的・長期的な満足感を形成している。
そういうお話でした。

本日は時間軸の上にある逆円錐型バランスサークルのお話。
なぜ、ピラミッドが反対になったのか。
欲求の構造とは、どんなものなのか。
今回は欲求から派生する基本概念について書こうと思う。

さて、人間の感情には、欲求が深く関係しています。
欲求には、人間としてこの世に生存するための根源的な欲求から、自己実現願望というより高次な欲求まで、様々な段階がある。これを階層別に分類し「欲求5段階説」として提唱したのが有名なマズロー博士である。
この「欲求」を司っているのは人間の間脳にある「視床下部」という部位で、この「視床下部」が大脳辺縁系にある感情を司る「扁桃体」と密接に関係しています。この「欲求」こそが、「感情」を生み出す根本的な源になっています。


出典:http://viral-community.com/starting-side-business/maslow-hierarchy-of-needs-4710/

これが、マズロー博士が提唱した正規の欲求5段階説ピラミッドです。
下の2段が物質的欲求で、上の3段が精神的欲求であると教わりました。

私は今現在の満足感を考える時、必ずマズロー博士のこの欲求5段階説ピラミッドは絶対不可欠なものだと考えてきました。
なぜならそれは、感情に影響を及ぼしている欲求の詳細な分解情報だからです。
ですから、幸福感とか満足感を考える際、私自身の「思考の基準」になってきました。

人間の欲求というのは、ある程度生活水準が満たされるとどんどん欲が深くなっていく。
欲求が満たされれば満たされるほど、もっともっと......と欲求の度合いはむしろ強くなっていく。
もうお腹一杯食べたから、あとは食べなくてもいいと思っていても、お腹が空けばまた食欲が沸いてくる。
金銭欲などは、これで十分だなどとはなかなか考えられない。
それが、人間の本能だと思う。

マズロー博士が提唱した欲求5段階説ピラミッドを見ながらそんなことを考えていたのだが、どうもどこかが噛み合わない。
理屈は合ってるんだけど、どこかの理屈が食い違う。
一体何が違うんだ。何かがもどかしい。
何がもどかしいって、際限なく増える人間の欲求に対して、上位の欲求がどんどん先細りしていくようなイメージがどうもしっくりこなかったのである。
一体何が違うんだ。
そんなことを試行錯誤しながら考えた結果、直感的にこのピラミッドを反対にしてみることにした。

逆ピラミッド型マズロー

すると、三角形は逆三角形となり、際限なく増える人間の欲求の広がりというか、満たされてもっともっと......という人間の欲望のホンネの部分が垣間見えてくるようで、自分自身を納得させることが出来た。
物欲的にも、精神的にも、際限なく願望を高め、もっともっとと欲を追い求めていくのが人間の本能。逆ピラミッド型マズローはそのもっともっとの広がりを表している。
そして同じ言葉の意味でも、欲求と欲望ではニュアンスが異なる。
欲求5段階説っていうけれど、上に行けばいく程、それは欲求じゃなくて欲望なんじゃないかと思うようになった。欲求ってどこか生活感があるけど、欲望ってなるとどこかプラスアルファな感じがするんだよね、言葉のニュアンスとして。
だから生活が満たされて欲求の度合いが強くなっていくにしたがって欲望になっていく。
日本語って面白いなって思いながらも、そうやって自分なりに解釈を変えてみたんだ。

その一方で、マズロー博士が提唱した正規の三角形には、何か別の意味も感じていて、それがこの図形に合致しているような気がしていた。今度はそれは一体何なんだろう......と思い悩んだ。
考えているうちに、1つの仮説を思いついた。

ピラミッド型標準マズロー

これは、欲求に対する期待値みたいなものじゃないかという仮説だ。
人間は本来、欲求を満たされたいと強く思っていながらも、それとは裏腹に欲求を抑制する機能があって、そこにはその中間を取った期待値みたいなものが存在しているのではないかという仮説だ。

人間には、欲求を持っていながらも、どこかでそれをコントロールしている自制心のような機能があると思う。
その自制心のようなものが、ここまでは満たされたいという欲求に対する期待値を生み出しているのではないかという仮説を立てたのである。
その期待値みたいなものが、私の中でマズローの標準型ピラミッドとぴったりと合致しているような気がしたのだ。

そしてこの2つを図形を並べて比較しているうちにあることに気がついた。
この2つの図形を対比していると、今度はフロイトの提唱した心的構造論にぴったりと合致したのである。

ジークムント・フロイトは、オーストリアの精神分析学者、精神科医で、精神分析療法を確立した心理学の創始者です。
フロイトは心的構造論の他に、「意識」「前意識」「無意識」という有名な三層構造の精神構造論を提唱したことでも知られています。フロイトの心的構造論と言うのは、以下のようなものです。

■フロイトの心的構造論

ジークムント・フロイトの心的構造論には、人間の心はエス、自我、超自我の3層構造があるとしている。
この3つがそれぞれ異なった働きをするが、お互いに連携しあって活動を行うとしている。

●エス(イド) (欲求・本能)
本能的な欲求にあたる部分で、無意識的な部分が多い。ただひたすら欲求を満たすこと、快楽を得ることを求める。

●自我 (欲求の調整)
自我はエスから分かれて発展したもので、現実の規則に従い行動しようとする部分。現実の規則に従うためにはエスの欲求を抑えたり、欲求を満たすタイミングを調節したりする必要がある。
これらを行うために自我はエスの欲求をコントロールする役割を持っている。

●超自我 (倫理観・道徳観・理想像)
超自我は自我から分かれて発展したもので、これをしてはいけないと言う倫理観や道徳観に基づいた良心と、そうありたいと言う自分の理想像によって形成されている。エスの欲求を抑圧し、自我の行動を監視するような役割を持っており、ほとんど無意識的なものである。

欲求5段階説心的構造論フロイト×マズローの融合

人間には、満たされたい。良くなりたいという欲求がある。
その欲求には段階があり、その段階の欲求が満たされると、より上位の欲求へと欲望の度合いを高めていく。
さらに、その欲求を持っていながらも、どこかでそれをコントロールしている自制心のような機能があり、そこには無意識的な期待値がある。
そして、倫理・調整・欲求という欲望調整機能を制御し、欲求を満たそうとしたり、抑制したりしながら欲求をコントロールしている。

今現在を考えるためには、ある程度このような論理が必要だと思いました。
感情と欲求の関係ってこういうものだっていう、基本概念みたいなもの。
この「心的構造論×欲求5段階説」は、今現在を考えるための論理として機能し、「今現在を思考する基本概念」として成立するのではないかと考えた。

欲求が過剰に行すぎてもダメ。
倫理観によって極端に抑圧しすぎてもダメ。

この両方をバランスさせてこそ、本当の満足感は生まれる。
なぜなら双方の感情を統合することによって初めて、「感謝」という最も尊い慈しみの感情に気付けるからだ。
欲求と倫理観との両方のバランスを成り立たせるからこそ、「感謝」と言う心に気付くことが出来る。
その欲求を満たし満たすことが当たり前だと思っている限り、有難いとか十分足りているなんて倫理観を感じることすら出来ない。そういう状況では、自分がギスギスと殺伐とした世界に生きていることに気付けていないのである。

この双方の感覚を絶妙に調和させていくバランス感覚こそが、「豊かに生きていくコツ」なのではないか。
そしてそれこそが、「少欲知足」と言う禅の心をも成り立たせる考え方なのではないか。

欲求が過剰に行すぎてその感覚が偏り、そのバランス感覚を客観視できないからこそ、しなくてもいい他人との比較や競争に心を奪われ、劣等感や執着心、嫉妬心、憎悪や怒り、怨恨という負の感情を自ら生み出し、自ら被害者になろうとしているんじゃないのか。
「感情の偏見」というのは結局、自分自身で作っているんじゃないのか。
そう思ったわけだ。

従って、このバランス感覚さえあれば、今現在の満足感に気付くことが出来る。
要は自分の解釈なんだから。
その人を形成する思考とか認知の根本って、そういう基本的なところにあると思うんだ。

有名な心理学者であるフロイトとマズローの理論を融合したこの図式こそが、少欲知足と言うバランス感覚を成立し、「今現在の満足感を高めていく基本理論」になるのではないかと私は考えている。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 幸せな暮らしへ


スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://makeahappiness.blog.fc2.com/tb.php/148-6ceb6544
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。