Make a Happiness ~ 幸福感の研究 ~ MaH2 Navigator

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2015.11.08 無と有
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2015.11.20 達成感の要素
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2015.11.23 生と死。
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「Make a Happiness」では、「幸せ」や「幸福」という抽象的な概念を「幸福感」という具体的な「感情」へターゲットを絞り、その「感情」を体験したり経験するにはどのように思考・行動すれば良いのかを研究しています。

「Make a Happiness 2 Navigator」のテーマは「バランス」です。
パート2では「バランス」の重要性を理解し、「バランス」のとれた思考を体系化することによって、「幸福感」へ導く「航海図」を作ります。道に迷ったら、パート1でお伝えしてきた「取捨選択」と「整理整頓」に戻って余分なモノや情報を徹底的に削ぎ落としてください。

■点と点をつなぐ

パート2では「バランスサークル」や「人生の航海図」の話に始まって、幸せのバランス要素「人、仕事、お金、知識、健康、時間」の6つのカテゴリーの話、そしてブレインストーミング・グルーピング・プライオリティー(優先順位)という「思考の整理整頓 3つのプロセス」の話、さらに「3つのロジカルフィルター」の話など、ここまでいろんなことを書いてきました。

最初からずっとお読みいただいている方であれば、それらの記憶が頭のどこかに残っているかもしれません。しかし、これら一つ一つの情報記憶は今の段階で頭の中にバラバラに存在している情報の点に過ぎません。
だけど、これらの情報記憶を体系立てて順番に並べて考えていくと、点と点が結びついて一つの線になります。

まだすべての思考プロセスを紹介出来たわけじゃないけど、これまで紹介してきた点と点を結び付ければ、もうある程度は自分のナビゲーションシステムを簡易的に可動出来るところまで来ています。今日はそれをやってみようと思う。

今現在の満足感を高めるには、今後も知識を高めつつも出来るところからすぐに実行していくことです。
では早速パート2の冒頭から振り返りながら、点と点をつないでいきます。

■今現在の満足感を高めるワークフロー

それでは「Make a Happiness」パート2で学んできた内容をいったん整理します。
これまで学んできたことを振り返りながら、内容を復習していきます。
全体を通して「思考の流れ」を理解していけば、「思考の順番」「思考のバランス」と言ったものが頭の中で少しづつイメージできるようになると思います。

私達が普段漠然と考えている「理想と現実」。
その「現実を分析」し、「理想を具体化」すれば、何処に向かって歩いたらいいのか私達の「行き先」は決まる。
目的地が決まってそこまで案内してくれるようなナビがあれば、私達は思い描いている理想のイメージに近づき「達成感」を味わうことができる。また、そうすることによって今現在の「満足感」を高めることが出来る。そうすれば過去記憶となっていくその「満足感」が、やがて「人生の幸福感」に変わっていく。

そのような良い人生を歩むためには、バランスの取れた自分だけの「航海図」を作る必要があります。
私達の人生のGPSは、常に私達の頭の中にある。
サブタイトルにある「Navigator」とは、私達自身です。

人間って当たり前だけど、どんどん歳をとっていく。
子供からだんだん大人になって、やがてはみんな老人になる。
精神も肉体もどんどん発達していくし、思考も感情も時と共に進化していく。
ずっと同じじゃない。

だけど、年齢や時代と共に変化していく私達の思考や感情を常に最適化するのは至難の業だ。
でも、そこに対応していかないと、結局人間っていろんなことで後悔していく。

幸い人間なんて、考えていかなきゃいけないことはある程度枠が決まっている。
ならばそれをフレームワークにすればいいんじゃないか。
そのフレームワークに当てはめて定期的に改善・改革していけば、結果として後悔の少ない人生を歩めるのではないか。
そしてそういう事を考える時、誰もが簡単に使うことが出来る、とてもシンプルで機能的で再現性のある「万能な思考ツール」のような.....そんな便利なものを生み出せないか。
「人生のナビ」に目的地を入力するだけで、自分がどこに向かって歩いていけばいいのか、思考の明確化が出来る。
そんなものを作りたい。
私は、ずっとそんなバカな事を考えている。

そこで考え出したのが「思考の応量器」でした。

思考の応量器

禅僧が食事の際に使う食器のように、栄養のバランスが必然的に取れて、再現性があり、しかも定量化できて、さらにコンパクトに収納もできる。そんなイメージで考え出した。



応量器の一番下にある頭鉢(ずはつ)を「思考の土台」に見立てて、幸せのバランス要素「人、仕事、お金、知識、健康、時間」の6つのカテゴリーを含んだ「バランスサークル」を構成している。

バランスサークル1

バランスサークルの話では、「サークル全体の満足感」はもちろんのこと「短期的な満足感」と「長期的な満足感」の時間的視点のバランスも重要であることも書きました。
バランスサークルは「思考」です。

バランスサークル3

幸福感の感情構造は「感情」です。

バランスサークルR

この「幸福感の感情構造」と「バランスサークル」を合体させることで「人生の航海図」を完成させました。
これが誰でもバランス良く、簡単に思考配分が出来る「思考のフレーム」です。
「人生の航海図」は、「思考と感情」という2つのレイヤーが前面と背面に重なり合って構成されています。

ですから考えることは、「何を問題解決したいのか」、「何が不安なのか」、「何を願望実現したいのか。」
それらの思考をフレームに流し込むだけの、とてもシンプルなモノです。

「人生の航海図」は、「思考」と「感情」のバランスを保ち、今現在の「満足感」を高めるためのツールです。今現在の「満足感」が高まれば、過去記憶となっていく「満足感」が過去形となり「幸福感」へと変化します。

この「思考の型」は、自分の悩みや不安などをテーマにすれば問題解決となり、自分が今何を望んでいるのかと言う願望をテーマにすれば願望実現になります。

川面を流れる「木の葉」理論

今現在を定点に過去と未来を棚卸することによって、良くなった理想のイメージが決まれば、そこから自分を「逆算」することが出来る。そうすれば今の自分は何をすべきなのかを見極めることが出来る。
つまり今の自分と言うのは、これまでの自分が考えてきた「思考の結果」です。
これまでの自分の考え方が、今の自分を形成しています。

そのことに気付くと、再現性のある思考展開を構築すれば、これからの自分を変えることが出来るということにも気付ける。さらに思考のバランスが取れていれば、「後悔」という人生最大のリスクも最小化することが出来るということもわかってくる。

バランスサークル2

バランスサークルには、満足感を高める幸せのバランス要素「人、仕事、お金、知識、健康、時間」の6つのカテゴリーあって、そしてその外側に幸せのバランス要素「人、仕事、お金、知識、健康、時間」を細分化した「達成感のフレーム」がそれぞれ3つづつ派生しています。思考するときには「問題解決」「不安解消」「願望実現」という「思考するテーマ」を決めて、そのテーマを各カテゴリーごとの「達成感のフレーム」の中から何か1つを選択して、さらにその中身を要素分解していく。

このバランスサークルという「思考のフレーム」でバランス良く考えていけば、背面のレイヤーにある「幸福感の感情構造」も連動するので、必然的にバランスの良い「感情」を作ることが出来るという仕組みになっています。

幸せの定義

このブログのメインテーマは、「バランス」です。
そして、パート2のテーマも「バランス」です。

メインテーマの「バランス」とは 「思考と感情」のバランスです。
パート2のテーマの「バランス」とは、幸せのバランス要素「人、仕事、お金、知識、健康、時間」の6つのカテゴリーバランスのことです。これらの「重要なバランス」が「人生の航海図」という1つのフレームに集約されているわけです。

そしてこのブログでは「幸福感」を「今現在の満足感が過去形に変化したもの」と定義しています。
つまり今現在の満足感を高めることが幸福感に繋がるわけだから、幸福感がどうこうと考えるのではなく、「今現在の満足感を高めることに集中すること」にフォーカスしようとしているわけです。

それも思考が偏らないようにバランス良く、しかもシンプルに....というところを追求しようとしているのです。
「今現在の満足感を高める」ということは、つまり「後悔しないこと」です。
逆説的に言えば、後悔さえしなければ今現在の満足感は高まっていくということです。

では、その「今現在をどうやって考えたらいいのか?」という課題に対して出てきたのが、問題解決(過去)と願望実現(未来)に役立つ「ロジカルフィルター」でした。

ロジカルフィルター

そして「足し算」よりもまず「引き算」。「引き算」が大事だと説いてきました。
背中に背負っている荷物をまずは下ろそうと。
身軽になって歩きやすくしようということで、まずは現状からの「引き算」。
だから、マイナス要素である「悩み」や「不安」という問題解決を先にやろうという話に流れになっていきました。

現状の問題解決「引き算」

さらに「引き出しの整理整頓」から始まった思考のプロセスの話では、まず「どの引き出しを整理するのか」を決めました。
そしてそこには「3つのプロセス」がありました。

■引き出しの整理整頓 3つのプロセス
①全部出す。
②分別する。
③不要なモノを捨てる。

この「3つのプロセス」をモノで勉強しました。
整理整頓のプロセスというのは、「モノの整理整頓」も「思考の整理整頓」も全く一緒です。
モノの場合「どの引き出しを整理するのか」を決めるということと、思考の場合「何について考えるのかテーマを決める」ということは同義なのです。だから思考もターゲットの「WHAT」が決まったら、「3つのプロセス」を行えばいいのです。

■思考の整理整頓 3つのプロセス
①BS ブレインストーミング
②GP グルーピング (KJ法)
③PR プライオリティー(優先順位)

モノの整理整頓も、思考の整理整頓も根幹は全く同じです。
両方ともイコールなのです。

①全部出す = ①BS ブレインストーミング
②分別する = ②GP グルーピング (KJ法)
③不要なモノを捨てる = ③PR プライオリティー(優先順位)

この3つのプロセスとは、「思考の発散と収束」そのものです。
人生の後悔を無くしていくということは、人生全体におけるプライオリティー(優先順位)を明確にすることです。プライオリティー(優先順位)が重要だから、この3つのプロセスを大事にするのです。

「3つのロジカルフィルター」と「3つのプロセス」
問題解決では、「WHAT」「WHY」「HOW」という3段階で考えました。
思考を絞り込んで段階的に集中していったのです。

問題解決の手順

1回目は「WHATフィルター」を使って「考えるテーマ」を決めました。
(Q.今現在抱えている悩みは何か?)
その後これを3つのプロセス(BS/GP/PR)で絞り込み、優先順位の最も高い悩みが、今現在の精神的負担になっている要素と言えます。

そして2回目は「WHYフィルター」を使って、根本問題の深堀をしました。
(Q.なぜ私は、パチンコに依存するのか?(仮定))
これをさらに3つのプロセス(BS/GP/PR)で絞り込み、最も優先順位の高い根本原因(仮説)を特定していきました。

その後3回目は根本原因(仮説)をリバースし、「HOWフィルター」を使って改善策を考えました。
(Q.どのようにしたら解決できるのか?)
これも同じように3つのプロセス(BS/GP/PR)で絞り込み、最も優先順位の高い解決策を抽出していきました。

思考をさらに深堀したい時は、それぞれのフィルター内で思考を何回も繰り返せばいい。
そうすることによって「今現在何をすべきか」。
「最良の選択」が出来るようになるというわけです。

不安解消の手順

不安の問題解決の場合も、手順は全く同じです。
但し不安は、思考がまだ起こっていない未来に向いています。
ですからWHYを未来に移動します。
現在のWHATから未来のWHYを介して、HOWに導く。
WHYの位置が変わるだけで、「3つのロジカルフィルター」と「3つのプロセス」の順番は変わりません。

願望実現の手順

思考を過去に向ければ悩みや不満の「問題解決」になるし、思考を未来に向ければ「不安解消」や「願望実現」になる。
定期的に悩みや不満、不安を最小化しつつ、目標や願望を優先順位の高い順に見極める。
そしてどうしたら出来るのか、HOWフィルターを使って「最良の方策」を導き出す。
導き出したら、その「最良の方策」を「今」に落とし込む。
「今」に落とし込めば、今自分が何をすべきなのかが明確になる。
そうやって思考を今に向けて、今に集中していく。

これが今現在の満足感を高める基本なワークフローになります。

■常に自分が何をすべきか考える

私達は「問題解決」「不安解消」「願望実現」という枠組みだけで考えていると、必ず思考は偏っていきます。なぜなら、気が付かないところで、どうしても思考のモレやヌケが発生するからです。
だから私達は、それまで思考してこなかった部分にやがて後悔していくのです。
健康のことを思考してこなければ病気になるし、お金のことを思考してこなければ生活苦になります。
人間関係のことを思考してこなければ孤立するし、時間のことを思考してこなければ時間を浪費している自分に永遠に気付くことは出来ません。

「人生の後悔」を最小にして行くには、人間として生きていくうえで不可欠な要素をバランス良く思考し行動していくこと。
健康のために「栄養のバランス」を考えて食事をするように、満足度の高い人生を送るために「思考のバランス」を取っていく。
栄養に「タンパク質や炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラル」といったカテゴリーがあるように、人生にも「人、仕事、お金、知識、健康、時間」という各カテゴリーがある。
だから「問題解決」「不安解消」「願望実現」を思考する際は、この各カテゴリーに「思考の最適配分」を行ってバランスを取るのです。その「思考の最適配分」を行うためのツールが「バランスサークル」です。
そして「思考の最適配分」を行うための「バランスサークル」と、バランスの取れた「感情」を生成するための「幸福感の感情構造」という2つのレイヤーが合体し構成されている「人生の航海図」を使って、今現在の満足感を高めていくのです。

思考するテーマが「問題解決」なのか。「不安解消」なのか。それとも「願望実現」なのか。
いずれにしてもそれぞれのテーマをフォーカスして、この「人生の航海図」というフレームで考えていけば、誰でも簡単にバランスの良い思考配分が出来る。「人生の航海図」は、シンプルだけど便利なツールなのです。

これを使って思考すれば、今の自分が何をすべきなのかが明確になる。
自分がどこに向かって歩いていったらいいのか、これで「目的地」を設定することが出来るようになります。

簡潔に要約してしまうと、次のような思考プロセスになる。

●問題解決 (過去) → 引き算 (改善)
幸せのバランス要素「人、仕事、お金、知識、健康、時間」の6つのカテゴリーに対し、次の順番で思考を展開していきます。
WHAT (BS/GP/PR) → WHY (BS/GP/PR) → HOW (BS/GP/PR)

●不安解消 (未来) → 引き算 (改善)
幸せのバランス要素「人、仕事、お金、知識、健康、時間」の6つのカテゴリーに対し、次の順番で思考を展開していきます。
WHAT (BS/GP/PR) → WHY (BS/GP/PR) → HOW (BS/GP/PR)

●願望実現 (未来) → 足し算 (改革)
幸せのバランス要素「人、仕事、お金、知識、健康、時間」の6つのカテゴリーに対し、次の順番で思考を展開していきます。
WHAT (BS/GP/PR) → HOW (BS/GP/PR)

どのような場合も、今現在私達が集中すべき課題は、HOWの (PR)。
つまり、HOWどのようにしたら.....で導き出したプライオリティー(優先順位)の一番が、今現在私達が集中すべき最も重要な課題になる。これが今現在の満足感を高めていく秘訣になるんだ。

人間の認知プロセスは、知覚 (視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚) → 思考 (知識・経験体験の記憶情報による認知) → 感情 → 行動の順番で情報処理し行動する。

五感 (視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)で情報を知覚したものが何であるのか。
それを判断したり解釈したりするプロセスが「思考」であり「認知」です。
「感情」や「行動」と言うのはその後です。
私達は今ここで「認知プロセス」の「思考」をどう変えていくか、その方法論を学んでいる。

「幸福感」とか「満足感」というのは「感情」ですから、その「感情」をより良いモノに変えていくには、その前のプロセスにある「思考」を変えなきゃいけない。
だから私達は今、その「思考」をこのツールを使って変えようとしているわけだ。


「思考」が変われば、当然「感情」も「行動」も必然的に変っていく。
今、自分の目で見えているものが何なのか。
今、自分の耳で聞いているものが何なのか。
それって本当に正しい認識なのか。
定期的に自分の思考を見つめ直していく。
今の「思考(認知)」が、本当にベストかどうか。
常にそこへ興味を持ち、自分を「知り」「気付く」ことです。

それを具体的にするのが、この「人生の航海図」という万能ツールです。
今現在の満足感の精度というのは、このようにして高めていく。

クリードR

■クリード チャンプを継ぐ男
2015年 アメリカ映画
監督 ライアン・クーグラー
主演 マイケル・B・ジョーダン
    シルヴェスター・スタローン

私は俳優のシルヴェスター・スタローンが大好きで、この人の映画をよく観ている。
『ロッキー』シリーズのスピンオフ作品となったこの「クリード チャンプを継ぐ男」では、スタローンは年老いたロッキー・バルボアを再び演じた。この映画は本当に良かった。
映画「ロッキー」では、ロッキーのライバルで親友のアポロ・クリードというボクサーがいたんだけど、ロッキーの3作目で試合中に死んじゃう。
「クリード チャンプを継ぐ男」に登場するアドニス・ジョンソンはそのアポロ・クリードの息子で、父と同じプロボクサーの道を歩むために仕事を辞めて、余生を送っていたロッキーを訪ねる。父のライバルであり親友だったロッキーに自分のトレーナーになってほしいと頼み込み、年老いたロッキーと共にボクサーとして成長していく姿を描いた物語だ。
この映画の中で、年老いたロッキー・バルボアが練習中のアドニス・ジョンソンに語るこんなセリフがある。

「いいか...お前に言っておくことがある。
戦うのは俺じゃない。言い訳は通用しないぞ。
今こそお前の底力を見せろ。

いいか、常に自分が何をすべきか考えるんだ。
俺がいなくても練習を始めろ。頑張れ....チャンプ」

シルヴェスター・スタローンに「常に自分が何をすべきか考えるんだ」って言われると、何だか説得力があるんだよね。

「常に自分が何をすべきか考える」
今現在の満足感を高めるって、やっぱりこの一言に尽きるんじゃないかな。

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2016.05.12 視点を変える
「Make a Happiness」では、「幸せ」や「幸福」という抽象的な概念を「幸福感」という具体的な「感情」へターゲットを絞り、その「感情」を体験したり経験するにはどのように思考・行動すれば良いのかを研究しています。

「Make a Happiness 2 Navigator」のテーマは「バランス」です。
パート2では「バランス」の重要性を理解し、「バランス」のとれた思考を体系化することによって、「幸福感」へ導く「航海図」を作ります。道に迷ったら、パート1でお伝えしてきた「取捨選択」と「整理整頓」に戻って余分なモノや情報を徹底的に削ぎ落としてください。

■視点を変える

前回は、点と点をつなぐというお話をしました。
情報記憶を体系立てて順番に並べて考えていくことで、点と点が結びついて一つの線になり、思考する順番が見えてくるお話でした。今回はそれをさらに発展させ、立体的にお話します。
大切なのはイメージできること。
頭の中でイメージできれば、順番が多少違ってもバランスをとることが出来るし、今どんな思考が不足しているのかも理解できるようになる。私がMake a Happinessというブログを通して発信したい内容の全体像も、これで大まかに見えてくると思います。
三角丸0
さてパート1でもお話ししたことなのですが、私は良く円錐形(えんすいけい)の話をします。
これまで見ていた物体がずっと三角形だと思い込んでいたけど、アングル変えてよく見てみたら丸だった....ってお話。
円錐形って、真横から見ると三角なんだけど、真上から見ると丸になる。
同じ物体を見ているのに、アングルによって形が異なる。
ずっとそう思い込んできたけど、よく見てみてみたら形が違ってたよ.....そう気が付くとき。

人生って、そういうことが頻繁に起こります。
特に問題意識を持って生きていると、そういう多面的な見方ができるようになる。
三角丸1
エジプトのピラミッドだって同じだ。
ピラミッドは真横から見たら三角だけど、真上から見たら四角だ。
(写真は撮影した位置がズレてるけど、間違いなく正四角形)
しかも、測量器も重機もない時代に、よくこんなとんでもなくデカイもの作ったものだ。

ピラミッドR

それにですよ、視点を更に真上にズームアウトしていくと3つのピラミッドが現れるでしょ。
これ有名な話だけど、この3つのピラミッドと夜空に輝くオリオン座の3つ星はピッタリ位置関係が重なるんですよね。
さらに大きさやズレまで合ってる。誰がピラミッドを作ったのかみたいな話をしていくと、永遠に喋りそうなのでここでやめますが、大好きなんですよね、この手の考古学みたいな話。

それで話を戻すとね.......、
ずっと嫌な奴だと思っていたけど、話してみたら案外面白いやつだったとか。
ずっと食わず嫌いだったけど、食べてみたら栄養もあるし結構おいしいとか。
本を読む時間なんてない。忙しいし時間も勿体ない。それより遊びたい。
そう思ってきたけど、ゆっくりコーヒーを飲みながら本から知恵を習得したら生き方が変わったとか。
以前は入りづらいお店だなと思っていたけど、今ではすっかり常連客になっているとか。
お金がなきゃ生活できない、支払いも出来ないって必死に働いてきたけど、
人生観を見直したら、お金が少なくても十分楽しく生活出来るんだなとか。

全く同じ事象を見ているのに、異なった見方をすれば、それまでとは全く別の認識になる。
物事に対する捉え方の変化、考え方の進化とでも言うんでしょうか。
それまでとは違うアングルから物事を捉えることで「思考・認知の変革」が頭の中で起こるわけです。

人生って、そういう価値観の変化というか、誰にでも自分が変わっていく瞬間に気付く時があると思うんですよ。つまり、それまでの認識が新しい認識に変わる瞬間。
自分の認識が変わるってことは、自分の思考(認知)が変わったってこと。
人間は五感で知覚しているものが「一体何であるのか」と言う、根本的な思考(認知)が変わるからこそ、感情も行動も変わっていく。これは認知心理学です。

この認知心理学や行動心理学を、医療の現場でうつ病やパニック症などに応用して確立されたのが、最も注目されている「認知行動療法」です。ちなみに「認知行動療法」は、うつ病治療の一つとして2010年正式に健康保険の適用療法となりました。

ここで私がお話ししたアングルを変える話と、医療の現場において「認知行動療法」で認知を変えていく手法と言うのは、全く同じ考え方です。「認知行動療法」も禅やマインドフルネス療法というものを取り入れており、私がこの「認知行動療法」を知ってこの分野の知識をかじり始めたころは、自分がそれまで考えてきたことが間違いではなかったという感激と、医学的に体系化された手法に目からウロコの衝撃を受けました。そしてそれは、それまで自分が漠然と考えていた理論を確信に変えるきっかけともなりました。

つまり私がここで言いたいことは、、私の考えている方法がいいとか、認知行動療法がいいというようなレベルの話をしたい訳ではなく、メンタルが弱くなったり、身体疾患になってしまった人も、ちょっと最近落ち込み気味な人も、もちろん健常者である人も、幸せに生きるにはどうしたらいいのかと考える人も、どうやったら満足感が得られるんだろうって思っている人も、今どんな状態にあろうとも、「良い方向に思考を改革していくという事が、生きている限り誰にとっても重要な事なんだ」ということに気付いて戴きたいのです。

■多面的アングルで考える

それでは、ちょっとここで図形のお遊びでもしてみましょう。
違うアングルから物事を捉えることで、どれだけ「思考・認知の変革」が頭の中で起こるか試してみるお遊びだ。

三角丸2

よく記事の中で私が使う過去・現在・未来のタイムラインがここにあるとしますよね。
そして今現在のポイントに「丸い点」があるとします。
丁度上空からピラミッドをみているようなイメージです。上から見れば、どこに何があるかがはっきりわかる。
タイムライン上にある「丸い点」。過去と現在と未来があって、その真ん中に「点」がある
きっと、これは今現在の現在地だな。
そして見えているのはあのカラーリングだから、きっとあの図のことだろうという推測が出来る。
早速、タイムラインにズームインしてみる。

三角丸3

すると「幸福感の感情構造」と「バランスサークル」を合体させた「人生の航海図」だということに気が付く。「人生の航海図」は、「思考と感情」という2つのレイヤーが前面と背面に重なり合って構成された「思考の道具」です。今現在の「思考と感情」、そして「カテゴリー全体のバランス」を取るためにこれを使います。
なぜそうするのかというと、今現在の満足感を最大化し、今現在の後悔を最小化して生きていくためです。そのために悩み・不安を解決し、目標・願望を実現するためにあらかじめ思考を整理整頓し、計画を立てるわけです。
思考するときには達成感のフレームが必要ですが、ここでは説明が中心なので外側のフレームを必要としません。なので、達成感のフレームを外して、シンプルな状態にしてしまいます。

三角丸4

これで見た目もスッキリしました。
これが今現在、私達の人生のタイムラインに乗っている私達の「バランスサークル」です。毎回記事の冒頭に書いているように、道に迷ったら、「取捨選択」と「整理整頓」を行って余分なモノや情報を徹底的に削ぎ落とし、バランスサークルのバランスをとる。
さらには、このタイムラインをズームアウトして、過去と未来と現在という人生全体のタイムラインを真上から俯瞰し、今自分がどこに立っているのかを知ることです。
この「バランスサークル」は、今現在の私達の「思考と感情」であり、私達の「脳と心」を投影したものです。

それでは次に、この「バランスサークル」をちょっと違う視点で見てみます。
今は「バランスサークル」を真上から俯瞰しています。
今度はこれを真横から見てみましょう。
アングルを変えます。

三角丸5

真横に視点を変えてみてみると、私達の「バランスサークル」は逆円錐形(ぎゃくえんすいけい)になっています。
そしてその逆円錐形(ぎゃくえんすいけい)の「バランスサークル」は、過去・現在・未来というタイムラインの真上に突き刺さるように乗っています。WHAT・WHY・HOWとも書いてありますから、これは問題解決のタイムラインです。
「逆円錐形のバランスサークル」と言えば、パート2の初めの方で登場した「マズローの欲求5段階説」と「バランスサークル」を合体させた「複合型のバランスサークル」だと思い出された方もいるかもしれません。
そうするとこの逆円錐形の先端、とんがった部分は「今この瞬間」ということになります。
「今、ここに命がある」「今、ここで生きている」。
「私はこの世に存在しているんだ」という生存欲求の原点である。

その逆円錐形の先端にある時間軸(タイムライン)は、常に動いている。
時は止まってくれないから、ずっと時の川が流れている。
未来の方向へ、逆円錐形のバランスサークルが向かっていくわけじゃない。
「川面を流れる木の葉」のように、時は向こうの方から勝手に流れてくるのだ。
つまり動いているのは、時間軸(タイムライン)の方だ。

三角丸7

さらにその時間軸(タイムライン)にへ、もっとズームインしてみる。
実はこの時間軸(タイムライン)の中は管のようになっていて、表面は人間の皮膚のように表面が「表皮」に覆われている。(もちろん分かりやすく伝えるための作り話だ。)
その「表皮」は思考と感情の上下半分に分かれていて、上が思考、下が感情になっている。
思考には、願望と後悔の血管があり、感情には、不安と悩みの血管がある。
その中の後悔と不安と悩みは、減らした方が良いマイナス要素である。
不安は未来を向いてるけど、まだ起こっていない恐怖心や心配です。ですからマイナス要素です。
後悔は結果ですから、残念ながらもう変えることが出来ません。
しかしこれから、後悔しないように考えていく際、重要な指標になっていきます。

一方の願望は、これから実現した方がいい増やすべきプラス要素です。
マイナス要素は引き算です。プラス要素は足し算です。
まずは現状から引き算をしてから、足し算をします。
引き算せずに、足し算していると、必ず混乱し、いずれ歪みが生じます。
だから整理整頓が重要なのです。

現状把握が出来たら、それらの思考を実際の行動へ移します。
現状把握を私達の心臓に例えるならば、これらの思考は私達の全身を流れる血液です。
心臓から大動脈を通って全身を巡り、そして各細胞にエネルギーを供給して大静脈を通ってまた心臓に戻ってくる。
バランスサークルという各細胞に思考のエネルギーを供給して、また元に戻ってくる。

当然何も改善しなければ、元のままです。
改善すれば、PDCAの一連のサイクルのように、良くなってここへ帰ってきます。
未来の方角に改革すれば、人生が明るくなります。
そしてさらに良くなって、またここへ帰ってきます。
そうやって何回も試行錯誤を繰り返せば、いつの間にか良くなっていくのです。

三角丸6

それでは一度、ズームアウトして全体の時間軸(タイムライン)へ戻ります。
ここが私達が今立っている現在地。今この瞬間のことです。
その場所に「赤いライン」で線を入れてみる。
そして、その時間軸の断面を割って見てみましょう。

バランスサークルの断面図2R

時間軸を割ってみると、このような状態になっている。
中身はシンプル。例のバランスサークルだ。「今現在のバランスサークル」。

前項でも書いたように、「人生の後悔」を最小にして行くには、人間として生きていくうえで不可欠な要素をバランス良く思考し行動していくことです。健康のために「栄養のバランス」を考えて食事をするように、満足度の高い人生を送るために「思考のバランス」を取る。栄養に「タンパク質や炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラル」といったカテゴリーがあるように、人生にも「人、仕事、お金、知識、健康、時間」という各カテゴリーがある。

ここに1週間くらいを目安とした、自分が大切だと考える「長期的な満足感」と「短期的な満足感」を細分化した要素を入れて実行していけば、同じ時間でも時間の密度とか感覚が変わってくる。
なぜなら、自分が望む事をやるわけだから当然だ。
誰かに、やらされるわけじゃない。
自分がやろうと決めたことだけやるのだ。

普段の日常生活だって、無意識的に行っている行動を意識的に変えてみる。
そうすれば、有意義な時間を過ごしているいう満足感が生まれる。
満足感というのは、そういう意識的な時間の積み重ねである。

決して難しいことをやる必要など全くない。
今の自分にとって優先順位が高く、大切だと思う要素を、細かく分解して行動するだけでいいのだ。
「今現在何が大切なのか」、「何が重要なのか」。
それが「WHAT」になっていく。

その「WHAT」を構成しているのが、「現在進行形の思考」と「現在進行形の感情」である。
それは先程、時間軸(タイムライン)の現状把握で導き出したテーマに起因している。
ここでの思考が「原因」となり、感情・行動という「結果」を作っていくのだ。
結果として過去を振り返った時、今この瞬間の思考と感情の連続体が短期的・長期的な「満足感」を形成していることがわかると思う。

ではこの「今現在」という「WHAT」を、短期的・長期的な目線で、しかもカテゴリーバランスが平準化(へいじゅんか)された状態をどう考えれば良いのかというと、それがタイムラインの上にある「逆円錐形のバランスサークル」である。
「マズローの欲求5段階説」と「バランスサークル」が合体した「複合型のバランスサークル」。

タイムラインの「今現在」に突き刺さったこの「複合型のバランスサークル」は、今現在の思考と感情を未来から逆算するための「WHATコントロールタワー」のようなものだ。

欲求というのは「こういたい」「ああしたい」という欲求から、食べたい、寝たい、安心して暮らしたいという根源的な欲求まで様々ある。これを階層別に分類し「欲求5段階説」として定義したのが、マズロー博士である。
この「欲求」を司っているのは、人間の間脳にある「視床下部」という部位です。
この「視床下部」は、大脳辺縁系にある感情を司る「扁桃体」と密接に関係しています。
つまりこの「欲求」こそが、実は「感情」を生み出す根本的な源なのです。

人間は二足歩行を始めた時から、自分たちの暮らしがより良い方向に向かっていくように、いろんな事を考え改善を続けながら高度な成長を遂げてきました。こうやったら便利だ。こうやったら簡単だ。こうやった方が美味い。
そういった小さな行動の工夫が現代人である我々に受け継がれています。

その前提には、「生きる」「良くなりたい」「満たされたい」という願望の感情があり、その感情を満たすために人間は代々思考し、「工夫」を積み重ねてきたわけです。人間が進化してき過程には必ず「工夫」があります。
そして「工夫」を積み重ねる根底には、必ず「欲求」や「本能」があります。
生きていくのに必要な欲求から、より高次な欲求まで、人間を行動にかきたてるのはこの「本能」であり「欲求」なのです。

金太郎飴的バランスサークルR

だから今現在を考える時には、カテゴリー全体の思考のバランスはもちろんのこと、階層別に分類された「欲求の要素」も重要になってくる。ちなみにタイムライン(時間軸)にある金太郎飴のような「バランスサークル」と、逆円錐形の上にある「バランスサークル」は基本的に同一のもの、「同じバランスサークル」であると考えて良い。
逆円錐形の「複合的バランスサークル」の先端は、今この瞬間を指しています。
タイムライン(時間軸)にある今現在のこの部分の全体像が、このような中身で、このように構成されていますよっていう、全体のビジョンを表したバランスサークル。
それが逆円錐形の「複合的バランスサークル」で、自分の「脳と心」を細分化する前のビジョンや全体像です。自分自身がそれを理解するために使います。

金太郎飴的バランスサークル

それにしても金太郎飴って、あなた...。古い。
今時そんなものあるんかいな。検索してみたら、あった.....(笑) 
要するにタイムライン(時間軸)にある「バランスサークル」は金太郎飴みたいになっていて、どこを切っても断面は同じ。
人生は今現在の思考と感情の連続体で、その連続体が短期的・長期的な満足感を形成している。
やっぱ金太郎飴以外の表現はないね(笑) 

本日はここまでにしよう。
逆円錐形の「複合的バランスサークル」の説明は長くなるので、この続きはまた次回。
本日は、図形遊びと金太郎飴で終わろう。

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「Make a Happiness」では、「幸せ」や「幸福」という抽象的な概念を「幸福感」という具体的な「感情」へターゲットを絞り、その「感情」を体験したり経験するにはどのように思考・行動すれば良いのかを研究しています。

「Make a Happiness 2 Navigator」のテーマは「バランス」です。
パート2では「バランス」の重要性を理解し、「バランス」のとれた思考を体系化することによって、「幸福感」へ導く「航海図」を作ります。道に迷ったら、パート1でお伝えしてきた「取捨選択」と「整理整頓」に戻って余分なモノや情報を徹底的に削ぎ落としてください。

■今現在を思考する基本概念

前項では、視点を変える話と、図形遊び、金太郎飴のお話をしました。
人生は今現在の思考と感情の連続体で、その連続体が短期的・長期的な満足感を形成している。
そういうお話でした。

本日は時間軸の上にある逆円錐型バランスサークルのお話。
なぜ、ピラミッドが反対になったのか。
欲求の構造とは、どんなものなのか。
今回は欲求から派生する基本概念について書こうと思う。

さて、人間の感情には、欲求が深く関係しています。
欲求には、人間としてこの世に生存するための根源的な欲求から、自己実現願望というより高次な欲求まで、様々な段階がある。これを階層別に分類し「欲求5段階説」として提唱したのが有名なマズロー博士である。
この「欲求」を司っているのは人間の間脳にある「視床下部」という部位で、この「視床下部」が大脳辺縁系にある感情を司る「扁桃体」と密接に関係しています。この「欲求」こそが、「感情」を生み出す根本的な源になっています。


出典:http://viral-community.com/starting-side-business/maslow-hierarchy-of-needs-4710/

これが、マズロー博士が提唱した正規の欲求5段階説ピラミッドです。
下の2段が物質的欲求で、上の3段が精神的欲求であると教わりました。

私は今現在の満足感を考える時、必ずマズロー博士のこの欲求5段階説ピラミッドは絶対不可欠なものだと考えてきました。
なぜならそれは、感情に影響を及ぼしている欲求の詳細な分解情報だからです。
ですから、幸福感とか満足感を考える際、私自身の「思考の基準」になってきました。

人間の欲求というのは、ある程度生活水準が満たされるとどんどん欲が深くなっていく。
欲求が満たされれば満たされるほど、もっともっと......と欲求の度合いはむしろ強くなっていく。
もうお腹一杯食べたから、あとは食べなくてもいいと思っていても、お腹が空けばまた食欲が沸いてくる。
金銭欲などは、これで十分だなどとはなかなか考えられない。
それが、人間の本能だと思う。

マズロー博士が提唱した欲求5段階説ピラミッドを見ながらそんなことを考えていたのだが、どうもどこかが噛み合わない。
理屈は合ってるんだけど、どこかの理屈が食い違う。
一体何が違うんだ。何かがもどかしい。
何がもどかしいって、際限なく増える人間の欲求に対して、上位の欲求がどんどん先細りしていくようなイメージがどうもしっくりこなかったのである。
一体何が違うんだ。
そんなことを試行錯誤しながら考えた結果、直感的にこのピラミッドを反対にしてみることにした。

逆ピラミッド型マズロー

すると、三角形は逆三角形となり、際限なく増える人間の欲求の広がりというか、満たされてもっともっと......という人間の欲望のホンネの部分が垣間見えてくるようで、自分自身を納得させることが出来た。
物欲的にも、精神的にも、際限なく願望を高め、もっともっとと欲を追い求めていくのが人間の本能。逆ピラミッド型マズローはそのもっともっとの広がりを表している。
そして同じ言葉の意味でも、欲求と欲望ではニュアンスが異なる。
欲求5段階説っていうけれど、上に行けばいく程、それは欲求じゃなくて欲望なんじゃないかと思うようになった。欲求ってどこか生活感があるけど、欲望ってなるとどこかプラスアルファな感じがするんだよね、言葉のニュアンスとして。
だから生活が満たされて欲求の度合いが強くなっていくにしたがって欲望になっていく。
日本語って面白いなって思いながらも、そうやって自分なりに解釈を変えてみたんだ。

その一方で、マズロー博士が提唱した正規の三角形には、何か別の意味も感じていて、それがこの図形に合致しているような気がしていた。今度はそれは一体何なんだろう......と思い悩んだ。
考えているうちに、1つの仮説を思いついた。

ピラミッド型標準マズロー

これは、欲求に対する期待値みたいなものじゃないかという仮説だ。
人間は本来、欲求を満たされたいと強く思っていながらも、それとは裏腹に欲求を抑制する機能があって、そこにはその中間を取った期待値みたいなものが存在しているのではないかという仮説だ。

人間には、欲求を持っていながらも、どこかでそれをコントロールしている自制心のような機能があると思う。
その自制心のようなものが、ここまでは満たされたいという欲求に対する期待値を生み出しているのではないかという仮説を立てたのである。
その期待値みたいなものが、私の中でマズローの標準型ピラミッドとぴったりと合致しているような気がしたのだ。

そしてこの2つを図形を並べて比較しているうちにあることに気がついた。
この2つの図形を対比していると、今度はフロイトの提唱した心的構造論にぴったりと合致したのである。

ジークムント・フロイトは、オーストリアの精神分析学者、精神科医で、精神分析療法を確立した心理学の創始者です。
フロイトは心的構造論の他に、「意識」「前意識」「無意識」という有名な三層構造の精神構造論を提唱したことでも知られています。フロイトの心的構造論と言うのは、以下のようなものです。

■フロイトの心的構造論

ジークムント・フロイトの心的構造論には、人間の心はエス、自我、超自我の3層構造があるとしている。
この3つがそれぞれ異なった働きをするが、お互いに連携しあって活動を行うとしている。

●エス(イド) (欲求・本能)
本能的な欲求にあたる部分で、無意識的な部分が多い。ただひたすら欲求を満たすこと、快楽を得ることを求める。

●自我 (欲求の調整)
自我はエスから分かれて発展したもので、現実の規則に従い行動しようとする部分。現実の規則に従うためにはエスの欲求を抑えたり、欲求を満たすタイミングを調節したりする必要がある。
これらを行うために自我はエスの欲求をコントロールする役割を持っている。

●超自我 (倫理観・道徳観・理想像)
超自我は自我から分かれて発展したもので、これをしてはいけないと言う倫理観や道徳観に基づいた良心と、そうありたいと言う自分の理想像によって形成されている。エスの欲求を抑圧し、自我の行動を監視するような役割を持っており、ほとんど無意識的なものである。

欲求5段階説心的構造論フロイト×マズローの融合

人間には、満たされたい。良くなりたいという欲求がある。
その欲求には段階があり、その段階の欲求が満たされると、より上位の欲求へと欲望の度合いを高めていく。
さらに、その欲求を持っていながらも、どこかでそれをコントロールしている自制心のような機能があり、そこには無意識的な期待値がある。
そして、倫理・調整・欲求という欲望調整機能を制御し、欲求を満たそうとしたり、抑制したりしながら欲求をコントロールしている。

今現在を考えるためには、ある程度このような論理が必要だと思いました。
感情と欲求の関係ってこういうものだっていう、基本概念みたいなもの。
この「心的構造論×欲求5段階説」は、今現在を考えるための論理として機能し、「今現在を思考する基本概念」として成立するのではないかと考えた。

欲求が過剰に行すぎてもダメ。
倫理観によって極端に抑圧しすぎてもダメ。

この両方をバランスさせてこそ、本当の満足感は生まれる。
なぜなら双方の感情を統合することによって初めて、「感謝」という最も尊い慈しみの感情に気付けるからだ。
欲求と倫理観との両方のバランスを成り立たせるからこそ、「感謝」と言う心に気付くことが出来る。
その欲求を満たし満たすことが当たり前だと思っている限り、有難いとか十分足りているなんて倫理観を感じることすら出来ない。そういう状況では、自分がギスギスと殺伐とした世界に生きていることに気付けていないのである。

この双方の感覚を絶妙に調和させていくバランス感覚こそが、「豊かに生きていくコツ」なのではないか。
そしてそれこそが、「少欲知足」と言う禅の心をも成り立たせる考え方なのではないか。

欲求が過剰に行すぎてその感覚が偏り、そのバランス感覚を客観視できないからこそ、しなくてもいい他人との比較や競争に心を奪われ、劣等感や執着心、嫉妬心、憎悪や怒り、怨恨という負の感情を自ら生み出し、自ら被害者になろうとしているんじゃないのか。
「感情の偏見」というのは結局、自分自身で作っているんじゃないのか。
そう思ったわけだ。

従って、このバランス感覚さえあれば、今現在の満足感に気付くことが出来る。
要は自分の解釈なんだから。
その人を形成する思考とか認知の根本って、そういう基本的なところにあると思うんだ。

有名な心理学者であるフロイトとマズローの理論を融合したこの図式こそが、少欲知足と言うバランス感覚を成立し、「今現在の満足感を高めていく基本理論」になるのではないかと私は考えている。

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2016.06.04 バランス感覚
「Make a Happiness」では、「幸せ」や「幸福」という抽象的な概念を「幸福感」という具体的な「感情」へターゲットを絞り、その「感情」を体験したり経験するにはどのように思考・行動すれば良いのかを研究しています。

「Make a Happiness 2 Navigator」のテーマは「バランス」です。
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■バランス感覚

前項では、フロイトとマズローの理論を基に、感情における縦と横のバランスを考えてみました。
感情においても縦(欲求→マズロー)と横(自制→フロイト)のバランス感覚があれば、今現在すでにあるもの、持っているもの、充実している事柄に満足感を感じることが出来る。
必ずしも何か新しいことを達成し、満たしていくことだけが満足感ではない。

階層ごとに分別された自分自身の欲求を客観視すれば、どんな段階にも満足感というのは存在していて、すでに多くのことが十分達成され満たされている事実に気が付くことができる。

この考え方は、精神的に豊かな人生を歩んでいく上で、とても大きいポイントになる。

上を目指していくことも大事だけれど、まずは今現在の良いところにたくさん気付く。
まずはこのような「基本の視点」を持って、そして現状に必要のない事やモノを「引き算」し、その上でやりたい事や達成したい願望を「足し算」していく。

そもそも私達は、自分の幸せだ、満足感だなんて事を考え始めると、テーマが大きすぎて、考えていくうちにむしろ関心の度合いが低くなる。そうすると結局、毎日楽しく過ごせればいいやって結論になって、「将来の欲求」を全く思考せずに、「目先の欲求」にばかり目を向けてしまう。現状を分析したり、将来のことを考えるのが面倒だし、予測も出来ないからだ。
だから、今が楽しけりゃいいやって、現在の満足だけを考えて安易な行動に走ってしまう。

人間は基本的に面倒な事が嫌いだ。
だから、常に簡単なこと、シンプルなことに流れる。
「目先の欲求」というのは、すぐに自分を満たすことが出来る簡単な選択である。
逆に「将来の欲求」というのは、ある程度時間を割いて思考したり行動したりしないと具現化出来ない。
どういう目的地に行きたいかを考えなければ、どこへ行って良いかもわからない。

「目先の欲求」というのは、緊急で重要な事である。
「将来の欲求」というのは、緊急ではないが重要な事である。

「目先の欲求」にばかり浸っていると、そのうち途方に暮れる時が来る。
途方に暮れると焦ってくるから、益々自身をすぐに満たす満足感へ走る。
「将来の欲求」を思考せずにいると、このような「負の行動スパイラル」が発生する。

さらに私達は、常に周囲の人や情報、環境にすぐに流される習性を持っている。
先送りし、周囲に流され、情報に惑わされ、気付いた時には相当ブレている。
ブレて、どん底に落ちて、足を踏み外し、私達はようやく反省する。
後悔や反省を経ることで、ようやく心を改めていく。

だけど、病気や人生のどん底も、そうならなくて済むなら、そうならずに越したことはない。
最初から自分の「考え方」、「思考」そのものを予防する事が最善の得策であることは誰にだって理解できる。

カテゴリーごとに重要な要素を自分で見極め、それらに対する全体のバランスを保つということは「予防の考え方」そのものだ。欲求を満たすから満足感は得られるが、その欲求も行き過ぎれば、必ずどこかで足元をすくわれる。これも「予防的な考え方」である。
ですから常にあらゆるバランスを意識して、問題や悩みになってからの「治療」ではなく、予め防いでおく「予防」という観点から改善策を少しづつ先手打ってやっていくべきなのだ。

定期的に自分を見直し、そのバランス感覚が偏っていないか。
意識的に配慮して行動すれば、必ず充実感を感じることができる。

シーソー
出典:http://www.jss.or.jp/fukyu/kagaku/data/624.html

それらの思考は、まさに子供が公園で遊ぶ「シーソー」のようなもので、あらゆる要素が常にバランスしているような感覚だ。
「シーソー」というのは両者が、阿吽の呼吸でピッタリ動きが合っているから成立する遊具である。
互いの要素が、上がったり下がったりバランスするから調和する。
人の人生も同じだと思う。

シーソーゲーム

人の人生には、バランスさせなきゃいけないものがたくさんある。
だが、公園のシーソーのように単調なものではない。
縦横無尽に強弱付けて、いろんなことをバランスさせなければならない。
それは、どの欲求の階層で思考するにしても同じだ。

思考の「6つのカテゴリー」、「欲求の階層」、感情を構成する「欲求と倫理」。
そして、「過去、未来、現在」。

私達がどんなに重要だと思っている要素も、それは要素の1つに過ぎない。
人の人生には、大事な事が分散している。
それらの情報を出来る限り1つに集約し、全体のバランスをとることが大事。
だから定期的にそれを考える時間を、あらかじめ確保するべきなのだ。

人生における重要なフレームの中で、常に不要な要素をカテゴリーごとに削ぎ落とし、その上で重要な要素へ優先順位の高い順番にエネルギーを集約していく。

つまり......

常に自分を客観的に見る。
そして余分な事やモノを削ぎ落とす(引き算)。
その上で必要な事やモノを確保する(足し算)。
定期的に6つのカテゴリーバランスを見直す。
さらに欲求と倫理のバランスが取れているかを確認する。
今、得られていることに気付き、感謝することで、充実感→達成感→満足感→幸福感の順番で良い感情が高まる。

このワークフローを頭の中にシンプルに描いておく。

私達は自分の「考え方」「感じ方」によって、自分の人生の満足度をどのようにでも変えられる。
そこに気付かなければならない。

そして、今すでにある「現在の満足感」に気付けるセンス。
そこを磨かなければならない。

それはある種のスキルのようなものだ。
その人の「人格」というスキル。
「考え方」「感じ方」を磨いていけば、さらに心が磨かれていく。

バランス感覚を意識して、柔軟に対応していくことが出来れば、心に豊かさを感じることは案外容易い。

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2016.06.17 逆から考える
「Make a Happiness」では、「幸せ」や「幸福」という抽象的な概念を「幸福感」という具体的な「感情」へターゲットを絞り、その「感情」を体験したり経験するにはどのように思考・行動すれば良いのかを研究しています。

「Make a Happiness 2 Navigator」のテーマは「バランス」です。
パート2では「バランス」の重要性を理解し、「バランス」のとれた思考を体系化することによって、「幸福感」へ導く「航海図」を作ります。道に迷ったら、パート1でお伝えしてきた「取捨選択」と「整理整頓」に戻って余分なモノや情報を徹底的に削ぎ落としてください。

■扁桃体と視床下部

扁桃体・視床下部R

さて人間の「感情」には、人間の持つ「欲求」が強く影響している事が解ってきました。

「欲求」を司っているのは、人間の間脳にある「視床下部」という部位です。
視床下部は、脳幹の中の間脳という部位に属しています。

この「視床下部(欲求)」と感情を司っている「扁桃体(感情)」は、密接に関係しています。
「欲求」こそが、脳の各部位を刺激し喜怒哀楽などの「感情」を生み出す根本的な源になっています。

脳の中心部にあるこの扁桃体(感情)や海馬(思考)などの集合体を「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」と言います。

大脳辺縁系は、大昔の古代人から人間がずっと持ち続けている「古い脳」で「感情脳」とも言われます。
また「脳みそ」と言われる脳のシワ状になっている部分は「大脳」といい、その表面を覆っている薄い膜のようなものを「大脳新皮質」と言います。
これらの脳は、人間の進化の過程でどんどん大きくなり、いろんなことを考えたり、情報を蓄積したりする「知性脳」として発達してきました。

大脳と連携し情報処理する「海馬」や感情を生み出す「扁桃体」、そして「最も古い脳」である脳幹(脳の最深部)の中にある間脳の「視床下部」は「欲求」を司っています。

つまり、「知性脳(海馬)」「感情脳(扁桃体)」「欲求脳(視床下部)」が脳の中心でうまくバランスしながら、私達が「何を考え、どんな行動をするのか」、絶え間なく判断材料をかき集めているわけです。

扁桃体(感情)と視床下部(欲求)によって形成される「感情」というのは、私達の前頭葉で考えた「思考」の結果であり、私達が行動(反応)したことによって得られた結果です。

「欲求」が「思考と感情」を作り、「思考と感情」が「欲求」を生み出すとも言えます。
このように海馬(思考)、扁桃体(感情)、視床下部(欲求)は常に密接に関係しあっているのです。

■海馬(思考)

目、耳、鼻、舌、皮膚から得られた五感の知覚情報は、短期記憶を司る「海馬(思考)」へ一時的にすべての情報が集められます。

そして、重要な情報か優先度の低い情報かを取捨選択し、過去の記憶や蓄積された知識情報を基に自動的に整理整頓しています。重要な情報であれば、寝ている間に情報処理され、大脳新皮質の長期記憶の保管庫に永久保存されます。

逆にどうでも良い情報は、短時間でその情報を捨てていき短期記憶から消えていきます。
日常の会話やその日にあったエピソードなどは、しばらくの間、短期記憶として海馬(思考)に一時保管されます。

この海馬の習性を理解できると、思い浮かんだ良い考えや大事なアイディアは忘れないようにメモしておくという「メモの重要性」に気が付くことが出来ます。

脳の仕組みがわかると、そもそもなぜメモをするのか「なるほど」と納得できるわけです。
このように海馬は、記憶のもととなるリアルな情報を常に整理しています。
そして、記憶定着させるか否かを判断する、重要な役目を果たしているわけです。

■視床下部(欲求)

「視床下部」は、「最も古い脳」である脳幹(脳の最深部)の中にある間脳という部位にあります。

「視床下部」は、人間の動物的本能(食欲・睡眠欲・性欲)やマズローの説く欲求階層などのより高次な欲求に反応し、人間の持っている本能的欲求・本能的感情を作り出してコントロールする役割を持っています。

また「視床下部」は、自律神経機能(交感神経・副交感神経)と内分泌機能(ホルモン調整)を調節している総合中枢でもあります。
日常の生活で、楽しいうれしい面白いワクワクするといった感情のときは、この自律神経機能のバランスが取れていますが、悩みや不安、緊張などでストレスを感じている時は、「視床下部」から全身に交感神経寄りの信号が出ます。

一方、リラックスしている時や寝ている時は、「視床下部」から全身に副交感神経寄りの信号が出ます。

つまり、リラックスしている状態というのは、「自分で意識的に作り出さなきゃいけない」。
自らが意識的にリラックスしている状態を作り出さない限り、リラックスすることなどできないということ。

悩みや不安を感じている時---視床下部-編

当たり前のように聞こえるが、交感神経と副交感神経のバランスは「ホメオスタシス(体内のバランス機能)」によって通常保たれているが、過度の緊張やストレス、悩みなどで、大きくバランスを崩してしまう。
だからHOWフィルターを使って、「日々の生活にどうしたら、副交感神経優位の時間を作れるか?」を考えることはとても重要な課題なのだ。

幸福感・満足感を感じている時--視床下部-編

①「知覚情報」である目、耳、鼻、舌、皮膚から得られた「五感」。

②「海馬(思考)」に集まった、過去の記憶や蓄積された「知識情報」。

③「視床下部(欲求)」で作り出された「本能的欲求・本能的感情」。

これらの情報が統合されて「扁桃体」で生まれるのが、私達の「感情」なのです。

■扁桃体(感情)

「扁桃体」は、私達の感情である喜怒哀楽を司っています。

扁桃体は情動・感情の処理(快か不快か)、直観力、喜怒哀楽や恐怖の記憶形成に重要な役割を担っています。
中でも不安や緊張、恐怖によるストレスには敏感に反応します。

強い不安や恐怖、緊張状態になると、扁桃体は過剰に反応しストレスホルモンが多量に分泌され「不快の状態」になります。
「不快の状態」では、脳内で神経伝達物質である「ノルアドレナリン」が過剰に分泌されます。

また、不安や恐怖、緊張、悩みは副腎髄質や副腎皮質を刺激し、「コルチゾール」や「アドレナリン」といったストレスホルモンを多量に分泌します。

さらに「不快の状態」になると「視床下部」から全身を交感神経寄りにする信号が出ます。
その状態を長く維持してしまうと、副交感神経が作動しにくくなり自律神経失調症になったり、うつ病などの症状が現れると考えられています。うつ病になると、左扁桃体が過剰な活動を示します。

逆に楽しいこと、嬉しいこと、面白いこと、ワクワクするようなことでは、扁桃体が「快の状態」になります。
「快の状態」では、脳内で神経伝達物質の「セロトニン」や快感物質「ドーパミン」が多く分泌されます。
交感神経と副交感神経のバランスも正常に機能します。

良くも悪くも大きな出来事は、寝ている間に海馬を通して大脳新皮質に長期記憶として定着していきます。
良い記憶も悪い記憶も、その長期記憶を思い出す事によって扁桃体は過剰に働くことが知られています。

扁桃体の役割は、海馬からの情報に対して快か不快か、好きか嫌いかを判断することです。
快か不快か、好きか嫌いかを判断し、その情報をまた海馬へ送り返す。
このように、海馬と扁桃体の間で情報は常に行き来しています。

悩みや不安を感じている時 扁桃体-編

幸福感・満足感を感じている時 扁桃体-編

■逆から考える

このブログでは、幸福感をテーマにしています。
幸福感、満足感、達成感は「感」と文字が付く通り、私達の「プラスの感情」です。

「不安」や「悩み」「後悔」といったマイナス要素には「感」という文字が付いていませんが、
これらは明らかに「マイナスの感情」です。

つまり「感情を具体的に考える」ということは、この「扁桃体」を「プラスの感情」にして「快」の状態を創り出していくことです。

「どう生きるべきか」
「どう日常を過ごすべきか」

脳の機能を理解し分解して、逆からシンプルに考えていけば、ここに何らかのヒントが見つかる。
それは、「快適に生きるため」の究極の逆算であり、幸せだと感じることができる近道でもあるのだ。

これが、このブログの目指す「具体的ゴール」です。

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