Make a Happiness ~ 幸福感の研究 ~

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2016.06.17 逆から考える
「Make a Happiness」では、「幸せ」や「幸福」という抽象的な概念を「幸福感」という具体的な「感情」へターゲットを絞り、その「感情」を体験したり経験するにはどのように思考・行動すれば良いのかを研究しています。

「Make a Happiness 2 Navigator」のテーマは「バランス」です。
パート2では「バランス」の重要性を理解し、「バランス」のとれた思考を体系化することによって、「幸福感」へ導く「航海図」を作ります。道に迷ったら、パート1でお伝えしてきた「取捨選択」と「整理整頓」に戻って余分なモノや情報を徹底的に削ぎ落としてください。

■扁桃体と視床下部

扁桃体・視床下部R

さて人間の「感情」には、人間の持つ「欲求」が強く影響している事が解ってきました。

「欲求」を司っているのは、人間の間脳にある「視床下部」という部位です。
視床下部は、脳幹の中の間脳という部位に属しています。

この「視床下部(欲求)」と感情を司っている「扁桃体(感情)」は、密接に関係しています。
「欲求」こそが、脳の各部位を刺激し喜怒哀楽などの「感情」を生み出す根本的な源になっています。

脳の中心部にあるこの扁桃体(感情)や海馬(思考)などの集合体を「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」と言います。

大脳辺縁系は、大昔の古代人から人間がずっと持ち続けている「古い脳」で「感情脳」とも言われます。
また「脳みそ」と言われる脳のシワ状になっている部分は「大脳」といい、その表面を覆っている薄い膜のようなものを「大脳新皮質」と言います。
これらの脳は、人間の進化の過程でどんどん大きくなり、いろんなことを考えたり、情報を蓄積したりする「知性脳」として発達してきました。

大脳と連携し情報処理する「海馬」や感情を生み出す「扁桃体」、そして「最も古い脳」である脳幹(脳の最深部)の中にある間脳の「視床下部」は「欲求」を司っています。

つまり、「知性脳(海馬)」「感情脳(扁桃体)」「欲求脳(視床下部)」が脳の中心でうまくバランスしながら、私達が「何を考え、どんな行動をするのか」、絶え間なく判断材料をかき集めているわけです。

扁桃体(感情)と視床下部(欲求)によって形成される「感情」というのは、私達の前頭葉で考えた「思考」の結果であり、私達が行動(反応)したことによって得られた結果です。

「欲求」が「思考と感情」を作り、「思考と感情」が「欲求」を生み出すとも言えます。
このように海馬(思考)、扁桃体(感情)、視床下部(欲求)は常に密接に関係しあっているのです。

■海馬(思考)

目、耳、鼻、舌、皮膚から得られた五感の知覚情報は、短期記憶を司る「海馬(思考)」へ一時的にすべての情報が集められます。

そして、重要な情報か優先度の低い情報かを取捨選択し、過去の記憶や蓄積された知識情報を基に自動的に整理整頓しています。重要な情報であれば、寝ている間に情報処理され、大脳新皮質の長期記憶の保管庫に永久保存されます。

逆にどうでも良い情報は、短時間でその情報を捨てていき短期記憶から消えていきます。
日常の会話やその日にあったエピソードなどは、しばらくの間、短期記憶として海馬(思考)に一時保管されます。

この海馬の習性を理解できると、思い浮かんだ良い考えや大事なアイディアは忘れないようにメモしておくという「メモの重要性」に気が付くことが出来ます。

脳の仕組みがわかると、そもそもなぜメモをするのか「なるほど」と納得できるわけです。
このように海馬は、記憶のもととなるリアルな情報を常に整理しています。
そして、記憶定着させるか否かを判断する、重要な役目を果たしているわけです。

■視床下部(欲求)

「視床下部」は、「最も古い脳」である脳幹(脳の最深部)の中にある間脳という部位にあります。

「視床下部」は、人間の動物的本能(食欲・睡眠欲・性欲)やマズローの説く欲求階層などのより高次な欲求に反応し、人間の持っている本能的欲求・本能的感情を作り出してコントロールする役割を持っています。

また「視床下部」は、自律神経機能(交感神経・副交感神経)と内分泌機能(ホルモン調整)を調節している総合中枢でもあります。
日常の生活で、楽しいうれしい面白いワクワクするといった感情のときは、この自律神経機能のバランスが取れていますが、悩みや不安、緊張などでストレスを感じている時は、「視床下部」から全身に交感神経寄りの信号が出ます。

一方、リラックスしている時や寝ている時は、「視床下部」から全身に副交感神経寄りの信号が出ます。

つまり、リラックスしている状態というのは、「自分で意識的に作り出さなきゃいけない」。
自らが意識的にリラックスしている状態を作り出さない限り、リラックスすることなどできないということ。

悩みや不安を感じている時---視床下部-編

当たり前のように聞こえるが、交感神経と副交感神経のバランスは「ホメオスタシス(体内のバランス機能)」によって通常保たれているが、過度の緊張やストレス、悩みなどで、大きくバランスを崩してしまう。
だからHOWフィルターを使って、「日々の生活にどうしたら、副交感神経優位の時間を作れるか?」を考えることはとても重要な課題なのだ。

幸福感・満足感を感じている時--視床下部-編

①「知覚情報」である目、耳、鼻、舌、皮膚から得られた「五感」。

②「海馬(思考)」に集まった、過去の記憶や蓄積された「知識情報」。

③「視床下部(欲求)」で作り出された「本能的欲求・本能的感情」。

これらの情報が統合されて「扁桃体」で生まれるのが、私達の「感情」なのです。

■扁桃体(感情)

「扁桃体」は、私達の感情である喜怒哀楽を司っています。

扁桃体は情動・感情の処理(快か不快か)、直観力、喜怒哀楽や恐怖の記憶形成に重要な役割を担っています。
中でも不安や緊張、恐怖によるストレスには敏感に反応します。

強い不安や恐怖、緊張状態になると、扁桃体は過剰に反応しストレスホルモンが多量に分泌され「不快の状態」になります。
「不快の状態」では、脳内で神経伝達物質である「ノルアドレナリン」が過剰に分泌されます。

また、不安や恐怖、緊張、悩みは副腎髄質や副腎皮質を刺激し、「コルチゾール」や「アドレナリン」といったストレスホルモンを多量に分泌します。

さらに「不快の状態」になると「視床下部」から全身を交感神経寄りにする信号が出ます。
その状態を長く維持してしまうと、副交感神経が作動しにくくなり自律神経失調症になったり、うつ病などの症状が現れると考えられています。うつ病になると、左扁桃体が過剰な活動を示します。

逆に楽しいこと、嬉しいこと、面白いこと、ワクワクするようなことでは、扁桃体が「快の状態」になります。
「快の状態」では、脳内で神経伝達物質の「セロトニン」や快感物質「ドーパミン」が多く分泌されます。
交感神経と副交感神経のバランスも正常に機能します。

良くも悪くも大きな出来事は、寝ている間に海馬を通して大脳新皮質に長期記憶として定着していきます。
良い記憶も悪い記憶も、その長期記憶を思い出す事によって扁桃体は過剰に働くことが知られています。

扁桃体の役割は、海馬からの情報に対して快か不快か、好きか嫌いかを判断することです。
快か不快か、好きか嫌いかを判断し、その情報をまた海馬へ送り返す。
このように、海馬と扁桃体の間で情報は常に行き来しています。

悩みや不安を感じている時 扁桃体-編

幸福感・満足感を感じている時 扁桃体-編

■逆から考える

このブログでは、幸福感をテーマにしています。
幸福感、満足感、達成感は「感」と文字が付く通り、私達の「プラスの感情」です。

「不安」や「悩み」「後悔」といったマイナス要素には「感」という文字が付いていませんが、
これらは明らかに「マイナスの感情」です。

つまり「感情を具体的に考える」ということは、この「扁桃体」を「プラスの感情」にして「快」の状態を創り出していくことです。

「どう生きるべきか」
「どう日常を過ごすべきか」

脳の機能を理解し分解して、逆からシンプルに考えていけば、ここに何らかのヒントが見つかる。
それは、「快適に生きるため」の究極の逆算であり、幸せだと感じることができる近道でもあるのだ。

これが、このブログの目指す「具体的ゴール」です。

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2016.06.04 バランス感覚
「Make a Happiness」では、「幸せ」や「幸福」という抽象的な概念を「幸福感」という具体的な「感情」へターゲットを絞り、その「感情」を体験したり経験するにはどのように思考・行動すれば良いのかを研究しています。

「Make a Happiness 2 Navigator」のテーマは「バランス」です。
パート2では「バランス」の重要性を理解し、「バランス」のとれた思考を体系化することによって、「幸福感」へ導く「航海図」を作ります。道に迷ったら、パート1でお伝えしてきた「取捨選択」と「整理整頓」に戻って余分なモノや情報を徹底的に削ぎ落としてください。

■バランス感覚

前項では、フロイトとマズローの理論を基に、感情における縦と横のバランスを考えてみました。
感情においても縦(欲求→マズロー)と横(自制→フロイト)のバランス感覚があれば、今現在すでにあるもの、持っているもの、充実している事柄に満足感を感じることが出来る。
必ずしも何か新しいことを達成し、満たしていくことだけが満足感ではない。

階層ごとに分別された自分自身の欲求を客観視すれば、どんな段階にも満足感というのは存在していて、すでに多くのことが十分達成され満たされている事実に気が付くことができる。

この考え方は、精神的に豊かな人生を歩んでいく上で、とても大きいポイントになる。

上を目指していくことも大事だけれど、まずは今現在の良いところにたくさん気付く。
まずはこのような「基本の視点」を持って、そして現状に必要のない事やモノを「引き算」し、その上でやりたい事や達成したい願望を「足し算」していく。

そもそも私達は、自分の幸せだ、満足感だなんて事を考え始めると、テーマが大きすぎて、考えていくうちにむしろ関心の度合いが低くなる。そうすると結局、毎日楽しく過ごせればいいやって結論になって、「将来の欲求」を全く思考せずに、「目先の欲求」にばかり目を向けてしまう。現状を分析したり、将来のことを考えるのが面倒だし、予測も出来ないからだ。
だから、今が楽しけりゃいいやって、現在の満足だけを考えて安易な行動に走ってしまう。

人間は基本的に面倒な事が嫌いだ。
だから、常に簡単なこと、シンプルなことに流れる。
「目先の欲求」というのは、すぐに自分を満たすことが出来る簡単な選択である。
逆に「将来の欲求」というのは、ある程度時間を割いて思考したり行動したりしないと具現化出来ない。
どういう目的地に行きたいかを考えなければ、どこへ行って良いかもわからない。

「目先の欲求」というのは、緊急で重要な事である。
「将来の欲求」というのは、緊急ではないが重要な事である。

「目先の欲求」にばかり浸っていると、そのうち途方に暮れる時が来る。
途方に暮れると焦ってくるから、益々自身をすぐに満たす満足感へ走る。
「将来の欲求」を思考せずにいると、このような「負の行動スパイラル」が発生する。

さらに私達は、常に周囲の人や情報、環境にすぐに流される習性を持っている。
先送りし、周囲に流され、情報に惑わされ、気付いた時には相当ブレている。
ブレて、どん底に落ちて、足を踏み外し、私達はようやく反省する。
後悔や反省を経ることで、ようやく心を改めていく。

だけど、病気や人生のどん底も、そうならなくて済むなら、そうならずに越したことはない。
最初から自分の「考え方」、「思考」そのものを予防する事が最善の得策であることは誰にだって理解できる。

カテゴリーごとに重要な要素を自分で見極め、それらに対する全体のバランスを保つということは「予防の考え方」そのものだ。欲求を満たすから満足感は得られるが、その欲求も行き過ぎれば、必ずどこかで足元をすくわれる。これも「予防的な考え方」である。
ですから常にあらゆるバランスを意識して、問題や悩みになってからの「治療」ではなく、予め防いでおく「予防」という観点から改善策を少しづつ先手打ってやっていくべきなのだ。

定期的に自分を見直し、そのバランス感覚が偏っていないか。
意識的に配慮して行動すれば、必ず充実感を感じることができる。

シーソー
出典:http://www.jss.or.jp/fukyu/kagaku/data/624.html

それらの思考は、まさに子供が公園で遊ぶ「シーソー」のようなもので、あらゆる要素が常にバランスしているような感覚だ。
「シーソー」というのは両者が、阿吽の呼吸でピッタリ動きが合っているから成立する遊具である。
互いの要素が、上がったり下がったりバランスするから調和する。
人の人生も同じだと思う。

シーソーゲーム

人の人生には、バランスさせなきゃいけないものがたくさんある。
だが、公園のシーソーのように単調なものではない。
縦横無尽に強弱付けて、いろんなことをバランスさせなければならない。
それは、どの欲求の階層で思考するにしても同じだ。

思考の「6つのカテゴリー」、「欲求の階層」、感情を構成する「欲求と倫理」。
そして、「過去、未来、現在」。

私達がどんなに重要だと思っている要素も、それは要素の1つに過ぎない。
人の人生には、大事な事が分散している。
それらの情報を出来る限り1つに集約し、全体のバランスをとることが大事。
だから定期的にそれを考える時間を、あらかじめ確保するべきなのだ。

人生における重要なフレームの中で、常に不要な要素をカテゴリーごとに削ぎ落とし、その上で重要な要素へ優先順位の高い順番にエネルギーを集約していく。

つまり......

常に自分を客観的に見る。
そして余分な事やモノを削ぎ落とす(引き算)。
その上で必要な事やモノを確保する(足し算)。
定期的に6つのカテゴリーバランスを見直す。
さらに欲求と倫理のバランスが取れているかを確認する。
今、得られていることに気付き、感謝することで、充実感→達成感→満足感→幸福感の順番で良い感情が高まる。

このワークフローを頭の中にシンプルに描いておく。

私達は自分の「考え方」「感じ方」によって、自分の人生の満足度をどのようにでも変えられる。
そこに気付かなければならない。

そして、今すでにある「現在の満足感」に気付けるセンス。
そこを磨かなければならない。

それはある種のスキルのようなものだ。
その人の「人格」というスキル。
「考え方」「感じ方」を磨いていけば、さらに心が磨かれていく。

バランス感覚を意識して、柔軟に対応していくことが出来れば、心に豊かさを感じることは案外容易い。

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「Make a Happiness」では、「幸せ」や「幸福」という抽象的な概念を「幸福感」という具体的な「感情」へターゲットを絞り、その「感情」を体験したり経験するにはどのように思考・行動すれば良いのかを研究しています。

「Make a Happiness 2 Navigator」のテーマは「バランス」です。
パート2では「バランス」の重要性を理解し、「バランス」のとれた思考を体系化することによって、「幸福感」へ導く「航海図」を作ります。道に迷ったら、パート1でお伝えしてきた「取捨選択」と「整理整頓」に戻って余分なモノや情報を徹底的に削ぎ落としてください。

■今現在を思考する基本概念

前項では、視点を変える話と、図形遊び、金太郎飴のお話をしました。
人生は今現在の思考と感情の連続体で、その連続体が短期的・長期的な満足感を形成している。
そういうお話でした。

本日は時間軸の上にある逆円錐型バランスサークルのお話。
なぜ、ピラミッドが反対になったのか。
欲求の構造とは、どんなものなのか。
今回は欲求から派生する基本概念について書こうと思う。

さて、人間の感情には、欲求が深く関係しています。
欲求には、人間としてこの世に生存するための根源的な欲求から、自己実現願望というより高次な欲求まで、様々な段階がある。これを階層別に分類し「欲求5段階説」として提唱したのが有名なマズロー博士である。
この「欲求」を司っているのは人間の間脳にある「視床下部」という部位で、この「視床下部」が大脳辺縁系にある感情を司る「扁桃体」と密接に関係しています。この「欲求」こそが、「感情」を生み出す根本的な源になっています。


出典:http://viral-community.com/starting-side-business/maslow-hierarchy-of-needs-4710/

これが、マズロー博士が提唱した正規の欲求5段階説ピラミッドです。
下の2段が物質的欲求で、上の3段が精神的欲求であると教わりました。

私は今現在の満足感を考える時、必ずマズロー博士のこの欲求5段階説ピラミッドは絶対不可欠なものだと考えてきました。
なぜならそれは、感情に影響を及ぼしている欲求の詳細な分解情報だからです。
ですから、幸福感とか満足感を考える際、私自身の「思考の基準」になってきました。

人間の欲求というのは、ある程度生活水準が満たされるとどんどん欲が深くなっていく。
欲求が満たされれば満たされるほど、もっともっと......と欲求の度合いはむしろ強くなっていく。
もうお腹一杯食べたから、あとは食べなくてもいいと思っていても、お腹が空けばまた食欲が沸いてくる。
金銭欲などは、これで十分だなどとはなかなか考えられない。
それが、人間の本能だと思う。

マズロー博士が提唱した欲求5段階説ピラミッドを見ながらそんなことを考えていたのだが、どうもどこかが噛み合わない。
理屈は合ってるんだけど、どこかの理屈が食い違う。
一体何が違うんだ。何かがもどかしい。
何がもどかしいって、際限なく増える人間の欲求に対して、上位の欲求がどんどん先細りしていくようなイメージがどうもしっくりこなかったのである。
一体何が違うんだ。
そんなことを試行錯誤しながら考えた結果、直感的にこのピラミッドを反対にしてみることにした。

逆ピラミッド型マズロー

すると、三角形は逆三角形となり、際限なく増える人間の欲求の広がりというか、満たされてもっともっと......という人間の欲望のホンネの部分が垣間見えてくるようで、自分自身を納得させることが出来た。
物欲的にも、精神的にも、際限なく願望を高め、もっともっとと欲を追い求めていくのが人間の本能。逆ピラミッド型マズローはそのもっともっとの広がりを表している。
そして同じ言葉の意味でも、欲求と欲望ではニュアンスが異なる。
欲求5段階説っていうけれど、上に行けばいく程、それは欲求じゃなくて欲望なんじゃないかと思うようになった。欲求ってどこか生活感があるけど、欲望ってなるとどこかプラスアルファな感じがするんだよね、言葉のニュアンスとして。
だから生活が満たされて欲求の度合いが強くなっていくにしたがって欲望になっていく。
日本語って面白いなって思いながらも、そうやって自分なりに解釈を変えてみたんだ。

その一方で、マズロー博士が提唱した正規の三角形には、何か別の意味も感じていて、それがこの図形に合致しているような気がしていた。今度はそれは一体何なんだろう......と思い悩んだ。
考えているうちに、1つの仮説を思いついた。

ピラミッド型標準マズロー

これは、欲求に対する期待値みたいなものじゃないかという仮説だ。
人間は本来、欲求を満たされたいと強く思っていながらも、それとは裏腹に欲求を抑制する機能があって、そこにはその中間を取った期待値みたいなものが存在しているのではないかという仮説だ。

人間には、欲求を持っていながらも、どこかでそれをコントロールしている自制心のような機能があると思う。
その自制心のようなものが、ここまでは満たされたいという欲求に対する期待値を生み出しているのではないかという仮説を立てたのである。
その期待値みたいなものが、私の中でマズローの標準型ピラミッドとぴったりと合致しているような気がしたのだ。

そしてこの2つを図形を並べて比較しているうちにあることに気がついた。
この2つの図形を対比していると、今度はフロイトの提唱した心的構造論にぴったりと合致したのである。

ジークムント・フロイトは、オーストリアの精神分析学者、精神科医で、精神分析療法を確立した心理学の創始者です。
フロイトは心的構造論の他に、「意識」「前意識」「無意識」という有名な三層構造の精神構造論を提唱したことでも知られています。フロイトの心的構造論と言うのは、以下のようなものです。

■フロイトの心的構造論

ジークムント・フロイトの心的構造論には、人間の心はエス、自我、超自我の3層構造があるとしている。
この3つがそれぞれ異なった働きをするが、お互いに連携しあって活動を行うとしている。

●エス(イド) (欲求・本能)
本能的な欲求にあたる部分で、無意識的な部分が多い。ただひたすら欲求を満たすこと、快楽を得ることを求める。

●自我 (欲求の調整)
自我はエスから分かれて発展したもので、現実の規則に従い行動しようとする部分。現実の規則に従うためにはエスの欲求を抑えたり、欲求を満たすタイミングを調節したりする必要がある。
これらを行うために自我はエスの欲求をコントロールする役割を持っている。

●超自我 (倫理観・道徳観・理想像)
超自我は自我から分かれて発展したもので、これをしてはいけないと言う倫理観や道徳観に基づいた良心と、そうありたいと言う自分の理想像によって形成されている。エスの欲求を抑圧し、自我の行動を監視するような役割を持っており、ほとんど無意識的なものである。

欲求5段階説心的構造論フロイト×マズローの融合

人間には、満たされたい。良くなりたいという欲求がある。
その欲求には段階があり、その段階の欲求が満たされると、より上位の欲求へと欲望の度合いを高めていく。
さらに、その欲求を持っていながらも、どこかでそれをコントロールしている自制心のような機能があり、そこには無意識的な期待値がある。
そして、倫理・調整・欲求という欲望調整機能を制御し、欲求を満たそうとしたり、抑制したりしながら欲求をコントロールしている。

今現在を考えるためには、ある程度このような論理が必要だと思いました。
感情と欲求の関係ってこういうものだっていう、基本概念みたいなもの。
この「心的構造論×欲求5段階説」は、今現在を考えるための論理として機能し、「今現在を思考する基本概念」として成立するのではないかと考えた。

欲求が過剰に行すぎてもダメ。
倫理観によって極端に抑圧しすぎてもダメ。

この両方をバランスさせてこそ、本当の満足感は生まれる。
なぜなら双方の感情を統合することによって初めて、「感謝」という最も尊い慈しみの感情に気付けるからだ。
欲求と倫理観との両方のバランスを成り立たせるからこそ、「感謝」と言う心に気付くことが出来る。
その欲求を満たし満たすことが当たり前だと思っている限り、有難いとか十分足りているなんて倫理観を感じることすら出来ない。そういう状況では、自分がギスギスと殺伐とした世界に生きていることに気付けていないのである。

この双方の感覚を絶妙に調和させていくバランス感覚こそが、「豊かに生きていくコツ」なのではないか。
そしてそれこそが、「少欲知足」と言う禅の心をも成り立たせる考え方なのではないか。

欲求が過剰に行すぎてその感覚が偏り、そのバランス感覚を客観視できないからこそ、しなくてもいい他人との比較や競争に心を奪われ、劣等感や執着心、嫉妬心、憎悪や怒り、怨恨という負の感情を自ら生み出し、自ら被害者になろうとしているんじゃないのか。
「感情の偏見」というのは結局、自分自身で作っているんじゃないのか。
そう思ったわけだ。

従って、このバランス感覚さえあれば、今現在の満足感に気付くことが出来る。
要は自分の解釈なんだから。
その人を形成する思考とか認知の根本って、そういう基本的なところにあると思うんだ。

有名な心理学者であるフロイトとマズローの理論を融合したこの図式こそが、少欲知足と言うバランス感覚を成立し、「今現在の満足感を高めていく基本理論」になるのではないかと私は考えている。

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